友人と起業する・これから社員を1~2名だけ雇うといった小規模事業者向けのコワーキングスペースをピックアップしました。
事務所を持たないにしても、数名で起業するなら集まる場所は必要ですよね。
昨今のテレワーク普及により、都内には個人では調べきれないくらいコワーキングスペースがあります。
そんな中、数人での利用に適しており、利便性とコストパフォーマンスが高いコワーキングスペースを3か所ご紹介します。
おすすめ①BIZcomfort(ビズコンフォート)
2020年8月時点で、東京・大阪を中心に全国67拠点を持つコワーキングスペース『BIZcomfort(ビズコンフォート)』です。
東京都内だけで30か所以上、24時間365日利用できるコワーキングスペースがあります。
「全拠点プラン(18,000円/月)」または「ライトプラン(2,000円/月)」に加入すれば全ての拠点を利用できるので、住んでる場所に合わせたテレワークが可能です。
おすすめポイント⑴何名利用でも入会金は一律10,000円
何名で法人プランを契約しても、入会金は一律10,000円という親切な料金体系が特徴です。
つまり2名で入会しても10名で入会しても、法人であれば入会金は一律10,000円で済みます。
法人であっても、人数を増やすなら追加で契約×人数の費用がかかるのが一般的です。
社員が増えたりカードを増やしても、かかる費用は契約プラン×発行カード枚数のみというシンプルな料金体系となっているため、小規模事業主に適したコワーキングスペースと言えるでしょう。
おすすめポイント⑵1枚のカードで何人でも利用可能
法人プランに加入すると1枚のカードを数名で使いまわすこともできるため、コワーキングスペースを何人でも利用することができます。
一般的なコワーキングスペースでは、カードの使いまわしを利用規約で禁止しているところがほとんどです。
例えば、普段はAさんがカードを利用しているが、Bさんが明日ゲストとの打ち合わせでコワーキングスペースを使いたいとなった場合、Bさんにカードを貸せばコワーキングスペースが使えます。
このように、同じ組織内で効率よくカードを使い回せば、コワーキングスペースをより有効活用することができるでしょう。
おすすめ②Knowledge Society(ナレッジソサエティ)
東京の中心、千代田区の九段下にあるバーチャルオフィス・シェアオフィスの『Knowledge Society(ナレッジソサエティ)』です。
複数拠点があるコワーキングスペースではありませんが、東西線・新宿線・半蔵門線が通る九段下駅から徒歩1分以内というアクセスの良さに定評があります。
そのため通勤しやすいのはもちろん、ゲストを招いての打ち合わせ等も行いやすく利便性が非常に高いのが特徴です。
おすすめポイント⑴ワークスペースで作業できる人数(サブ会員)を2名まで追加できる
1契約で2名までサブ会員(25,000円/月)を追加することができ、契約者1名+サブ会員2名の最大3名までワークスペースを利用することができます。
一般的なコワーキングスペースでは、人数を追加するには新規で別契約する必要があったり、人数×通常の利用料金がかかります。
しかしナレッジソサエティでは、シェアオフィスプランの利用料金29,800円に対し、サブ会員25,000円なので4,800円もお得に人数を2名まで増やせます。
サブ会員を追加・変更する方法も、会員サイトから申請して身分証明書のコピーを提出するだけなので非常に簡単です。
おすすめポイント⑵ゲストも3時間まで無料でワークスペースを使用可能
打ち合わせ目的であれば、1度に3名まで、3時間無料でゲストをワークスペースへ招くことができます。
窓口のスタッフにゲストの人数と契約者の名前を伝え、ゲストカードを発行してもらってからワークスペースへゲストを入室させるというルールです。
ゲストの入室が有料であったり、スタッフ無人のコワーキングスペースのため認められていないところもある中、ナレッジソサエティはスタッフ常駐でゲストも無料で入室させることができるので、安心して利用することができます。
おすすめ③いいオフィス
東京上野からスタートし、2020年8月時点で全国148店舗のコワーキングスペース・シェアオフィスサービスを利用することができる『いいオフィス』です。
東京都内だけで50か所以上の拠点・FC加盟店があります。
日本だけでなくセブ島やマニラなど海外にもコワーキングスペースを持っており、国内外問わず「働きやすい」を提供しています。
おすすめポイント⑴いいオフィス法人プランのシェアカードで共有利用が可能
これまでは個人事業主・フリーランスのテレワーカー向けにサービスを展開していましたが、2020年8月からキンコーズ・ジャパンという会社と提携して「いいオフィス法人プラン」を提供するようになりました。
いいオフィス法人プランでは「パーソナルカード」と「シェアカード」の2つのプランから選ぶことができ、「シェアカード(30,000円/月)」を利用すれば会社の部署やチームなど契約組織内でカードを共有することができるようになります。
このサービスによってワークライブバランスの向上・多様な働き方の実現が可能になるでしょう。
避暑地や旅行先から仕事をする「ワーケーション」という新しい働き方も誕生していますので、このサービスを利用すればセブ島でバカンスをしながらコワーキングスペースで仕事をするなんて働き方もできるかもしれませんね。
おすすめポイント⑵1度に5人まで2時間無料で、ゲストを招待して利用できる
ナレッジソサエティと同様に、いいオフィスでは1度に5人まで2時間無料で、ゲストを招待して利用することができます。
それだけでなく、オープンな場所での商談・会議は避けたいという場合はなんと会議室を無料で借りることもできます。
無料の会議室は時間制で予約が必要なので、事前に予約を取っておきましょう。
ただし、これは本店である「いいオフィス上野」のルールのため、他の拠点・FC加盟店によってゲスト入室や会議室のルールが異なるので確認する必要があります。
まとめ:組織に最適なコワーキングスペースを選び、有効に活用しよう
今回は、少人数での利用に適したコワーキングスペースを紹介しました。
紹介した3か所のコワーキングスペースには、下記3つの共通点があります。
- 数名での利用に優位性・メリットがある
- 料金がリーズナブルでスタートアップ向き
- 内装がキレイ(個人的主観)
まとめると、数名での利用を想定したお得な仕組みがあり、料金がリーズナブルで、内装がキレイでゲストも招きやすいコワーキングスペースとなります。
上記3つの条件を全て満たしているコワーキングスペースは非常に稀です。
特に「数名での利用に優位性・メリットがある」という条件に該当するコワーキングスペースはほとんどなく、大抵はやはり人数分で別に契約する必要があります。
なので、仲間数人と起業する予定の方や、現在一人社長でこれから社員を増やす予定の方の参考になれば幸いです。
数名での利用におすすめというトピックですが、数名ではなく個人での利用にも適しています。
少し気になった方は、ぜひ実際にコワーキングスペースを内覧してみてください。
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