月額15,258円(税込)から全国200か所以上のシェアオフィス・コワーキングスペースが使い放題になる『オフィスパス』というサービスをご存知でしょうか。
日本経済新聞社(日経)とオプトインキュベートが運営するシェアオフィス定額利用サービスです。
テレワーク・ノマドワークという働き方が社会に浸透し始めた昨今、注目を集めている『オフィスパス』について今回はご紹介させていただきます。
日経『オフィスパス』とは
OFFICE PASSサイト上に掲載しているシェアオフィス・コワーキングスペースの自由席の利用権を販売するサービスです。OFFICE PASS加盟のシェアオフィス・コワーキングスペースの自由席をどこでも回数制限なく利用できます。チケットの購入には日経ID(無料)が必要です。
https://officepass.nikkei.jp/agreement/faq.php
オフィスパスの使い方
オフィスパスの使い方は非常にシンプルです。
オフィスパスに加入すると、会員専用のQRコードが発行されます。
そして利用したいシェアオフィス・コワーキングスペースのスタッフに「オフィスパスでお願いします」と伝えてQRコードを見せるだけです。
予約などは必要ありません。
法人2名以上で利用するプランを除き、オフィスパスは月額15,258円(税込)で使い放題なので、うまく活用しましょう。
オフィスパスのメリット
メリット① 都心ならシェアオフィス・コワーキングスペースに困らなくなる
シェアオフィス・コワーキングスペースは駅近に数多くあります。
都心の主要駅であれば、徒歩5分圏内に必ず1か所はあります。
例えば新宿駅なんかは、徒歩5分圏内に5か所のシェアオフィス・コワーキングスペースがあります。
月曜日から金曜日まで平日は毎日違う場所で仕事をするなんてこともできてしまいます。
メリット② マンネリ化しない
同じシェアオフィス・コワーキングスペースをずっと利用していると、景色がマンネリ化して良いインスピレーションが浮かばないかもしれません。
そんな時は、環境を変えてみてはいかがでしょうか。
オフィスパスを持っていれば、全国200か所以上のシェアオフィス・コワーキングスペースが利用できるようになるため、マンネリ化せず頭がさえるかもしれません。
オフィスパスで利用できるオフィスはキレイなところがたくさんあるので、仕事のモチベーションの向上にも期待できます。
メリット③ 設備の整った環境で落ち着いて作業できる
仕事をする環境として、シェアオフィスは申し分ありません。
プリンターもあり、飲み物も無料で飲むことができ、コンセントも利用できます。
ガヤガヤしているスターバックスとは、当然比べ物にならない快適さです。
公衆カフェで仕事をするよりも効率が上がり、生産性も向上するでしょう。
オフィスパスのデメリット
デメリット① 空席カレンダーで空いていなければ利用できない
オフィスパスはWebから「空席カレンダー」というものを確認することができ、そこが「〇」でなければそのオフィスは利用できません。
つまり、いつでもどこでも200か所以上のシェアオフィス・コワーキングスペースを利用できるわけではないということです。
「空席カレンダー」といっても、実際に空席があるかどうかが反映されているわけではなく、オフィス運営会社の都合に合わせられています。
例えば、平日夕方まで利用可で土日祝日は利用不可のシェアオフィスなら、そこは夕方はスタッフが帰宅しており、土日祝日はスタッフがお休みでそもそも無人のためオフィスパスの対応ができないオフィスということになります。
たとえ24時間空いているシェアオフィスでも、スタッフが居なければオフィスパスが利用できません。
逆に、土日のみ利用可のシェアオフィスもあります。
これは単純に、平日はシェアオフィスの利用者が多く混みあっているためなどの理由です。
このように、「空席カレンダー」は運営の都合次第で「〇」や「×」になっているので、オフィスパスの方はそのオフィスがいつ利用できるのかを事前に調べておく必要があるでしょう。
デメリット② ゲストとの商談・打ち合わせには向かない
オフィスパスはあくまでノマドワーカー・テレワーカー向けのサービスであり、コンサルタントや営業マン向けのサービスではありません。
どういうことかというと、オフィスパスは仕事や学習を行うために全国のシェアオフィス・コワーキングスペースを利用できるサービスであり、打ち合わせ用のシートや会議室が無料で使えるというわけではありません。
オフィスパスメンバーがお客さんと2名でオフィスに来館して「この方と打ち合わせがしたい」と言われても基本的には利用できません。
その場で有料で会議室を貸してくれるオフィスがあるかもしれませんが、そんなオフィスはほとんどないと思っておいた方が良いでしょう。
打ち合わせ・商談が目的でシェアオフィスを利用したい場合は、オフィスパスではなく自分の目的に合ったシェアオフィスを探して契約しましょう。
デメリット③ 利用時間に上限のあるオフィスがある
オフィスパスメンバーは「1日1回最大4時間まで」といったように、オフィスの利用時間に上限が設けられているオフィスが多数存在します。
そのため、長時間オフィスで作業したい場合は、そのオフィスに利用時間の上限がないかどうか確認する必要があります。
まとめ
近年トレンドとなっているテレワーク・ノマドワークの最適解とも言えるサービスが、この日経『オフィスパス』です。
オフィスパスは都内を移動しながら仕事をするノマドワーカーにとっては、月額15,258円(税込)でシェアオフィス使い放題となるコスパ最高のサービスです。
スタバよりも遥かに快適で、仕事の効率も上がり、生産性も向上するでしょう。
一方、オフィスパスは全国のシェアオフィス・コワーキングスペースを利用できるサービスであり、そのオフィスの打ち合わせ場所や会議室が利用できるようになるわけではありません。
打ち合わせ場所や会議室を利用したいのであれば、オフィスパスではなく自分の目的に合ったシェアオフィスを探して契約しましょう。
また、オフィスパスは何度でも利用可能ですが、利用できる日時はオフィスによって異なります。
場所に縛られない仕事をされていてオフィスパスに興味のある方は、これらのメリット・デメリットを踏まえて検討しましょう。
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