Google(グーグル)共同創業者のセルゲイ・ブリンとは?経歴と名言まとめ【起業家】

セルゲイ・ブリン起業家
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セルゲイ・ブリンとは

人物

名前:セルゲイ・ミハイロヴィッチ・ブリン

誕生日:1973年8月21日

出身地:モスクワ

生い立ち

ソビエト連邦モスクワに住む東欧系ユダヤ人の家庭に生まれました。

父はソ連のゴスプラン経済研究所で働く数学者で、その後メリーランド大学の数学教授、母はアメリカ航空宇宙局の研究員でした。

幼い頃ブリン氏は宇宙飛行士になるのを夢見ていましたが、ユダヤ人は特に体格面で宇宙飛行士の基準から外されていたため、その夢はあきらめたといいます。

6歳のころ家族でアメリカへ引っ越し、ロシア語と英語のバイリンガルになりました。

ユダヤ人の迫害を受けてアメリカに移住してきたブリン氏はユダヤ人としての大きなコンプレックスがあったそうです。

マイクロコンピュータが革新的に進歩するのと同時に成長したブリン氏は当時からコンピュータに興味を持っており、9歳の誕生日に父親からCommodore64をプレゼントされました。

大学時代

高校卒業後、1990年にブリン氏は父親のいるメリーランド大学に入学し、コンピュータ科学と数学を専攻します。

その後、1993年に理学士号を取得しました。

卒業後、米国科学財団から特待生として認められて、スタンフォード大学のコンピュータ科学修士課程に進みます。

スタンフォード大学では、インターネットに興味を持つようになり、1995年にコンピュータ科学の修士号を取得しました。

経歴

1998年 Google 共同設立

2015年 Alphabet社長に就任

2019年 Alphabet社長を辞任

ラリー・ペイジとの出会い

1995年にスタンフォード大学在学中にブリン氏が主宰した新入生向けオリエンテーションをペイジ氏が受けたのがきっかけで出会いました。

この年「Windows95」が発売されのちに「ネット元年」と呼ばれるようになります。

企業も個人も世界中の人々がウェブサイトを立ち上げ、インターネットに情報があふれかえりました。

やがて、知りたい情報が探せなくなり、「検索」の需要が生まれました。

ヤフーがネット上の情報を人力で仕分けする「ディレクトリ」で先行していましたが、ペイジ氏は「ネットの利用者が貼るリンクの記録をランキングしたら検索エンジンが作れるのではないか」というアイディアを思いつきます。

その考えにブリン氏が共鳴し、二人はスタンフォード大学のコンピュータを使い実験を始めました。

「膨大なデータの集合から関連した情報を検索するシステムを創る」という共通する関心をきっかけに、検索エンジンに関する論文を共著で執筆しました。

Google立ち上げ

スタンフォード大学の博士課程に在籍していたペイジ氏とブリン氏によって創業されました。

1998年に非公開の会社として設立され、2004年に最初の株式公開がされました。

経営理念に「世界中の情報を整理して、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」を掲げ、非公式なスローガンには「邪悪になるな」があります。 現在は「邪悪になるな」ではなく「正しいことをやろう」に変わっているそうです。

Google X

Google Glassや無人自動車などの革新的なプロジェクトを扱う研究機関です。

Google Xは存在そのものが実験的な部門であり、信じられないようなリスクを冒して技術的領域の限界に挑戦し、たとえそれがGoogleのビジネスと反する研究でも躊躇しません。

従業員も特異的で、彫刻家、哲学者、機械工という経歴を持つ方や、SFXに関するアカデミー賞の受賞者も在籍しています。Googleの中でもかなり変わった部門になっています。

そんな部門の最高責任者をブリン氏が務めています。 公表されているプロジェクトだけでも8つあり、ロボットカー、ARヘッドマウントディスプレイ、無人配達飛行機のプロジェクト・ウィング、従来の風車よりも効率的な発電を可能とするマカニパワーの空中風車発電、血糖値を管理するコンタクトレンズ、気球を成層圏まで飛ばしてネットワーク接続を提供するプロジェクトルーン、人口神経を応用した音声認識や人工知能の開発があります。

Google Glass開発

ブリン氏が手がけた商品の一つに「Google Glass」があります。

Googleの研究プロジェクトで開発しているヘッドマウントディスプレイです。

Apple Watchと並び注目されていたウェアラブルコンピュータです。

とても軽量ですが、場所や時間を問わずインターネットにアクセスでき、音声コマンドによる写真・ビデオ撮影、検索、翻訳、メッセージ送信などの機能を備えています。

ヘッドマウントディスプレイは開発当時珍しいものではありませんでしたが、Googleが手がけ、従来のものよりとてもスリムで小さな商品とのことで注目を浴びました。

従来の額まで覆うような大きなものではなく、普通の眼鏡とほとんど変わらない大きさでした。

2012年に製品テストが開始され、ブリン氏はさまざまなイベントにGoogle Glassを装着してプレゼンをするようになりました。

ブリン氏はGoogle Glassの開発について、「どうすれば手、目、耳を自由にできるか考え抜いた。ディスプレイの位置を上げて視線から外し、何かを見る時に邪魔にならないようにした。また、音が頭蓋骨に直接伝わるので耳も自由になった。」と語っています。

Google Glassの価格は当時1500ドルで、テスターや開発者に限って販売していました。 高額でしたが、シリコンバレーの開発者の間で人気となり購入されていました。

Google Glassの問題点

Google Glassの開発には、様々な苦労がありました。

とても小さくて軽量の商品開発に成功していますが、開発当初の試作品はとても大きなものだったようです。

ブリン氏は、「最初の試作品は巨大で、頭に携帯電話をくくりつけているようなものだった。快適に使えるものにすることがとても重要だった。」と苦労を語っています。

その後改良を重ね、2013年から販売を開始しましたが、2015年には販売中止しています。

その理由は先進的だったばかりに、プライバシーの問題が浮上したからです。

見た目は普通の眼鏡と変わらないため、誰にも知られることなくビデオや写真を撮影できてしまいます。バーやクラブ、ラスベガスのカジノなどでGoogle Glassの使用が禁止になり、州によっては運転中の着用を禁止しようとしたところもありました。

Googleはこの問題を解決することができず、また高額で価格を下げることができなかったことも原因で販売を中止することになりました。

ただ、販売中止しましたがすべての研究を中止したわけではないようです。

今はデザインを変更して、BtoB製品として販売することも検討されています。

企業、工場、病院などあらゆる状況で使用できる製品を考えているようなので、今後の新しい発表に期待したいです。

Alphabet社

2015年にGoogleおよびグループ企業の持ち株会社として設立されました。

ブリン氏は社長となりペイジ氏がAlphabetのCEOに就任し、GoogleのCEOにサンダー・ピチャイ氏が就任しました。

Googleの株式はAlphabetの株式に変換され以前のGoogleの株式ティッカーシンボルがそのまま使われています。 会社の目的は事業の核となるGoogleのインターネットサービスを「より明確で責任を持ったもの」にするとともに、インターネットさビス以外の事業を行うグループの子会社に、より大きな自立性を与えるということだといいます。

Googleの現在

新型コロナウィルスの影響で各国いろいろな取り組みを行っています。

Googleでは「COVID-19 Community Mobility Reports」という取り組みを公開しました。

Googleマップユーザーの「ロケーション履歴」データを活用した、人の移動を国別にグラフに表示するレポートです。

グラフ表示で自宅にいる人が増えたとか交通機関の利用者が減ったなどが目で見てわかります。

Googleの発表によると「感染症流行のピークを遅らせ引き下げることを目的とした、例えば在宅勤務の推奨、外出自粛、欧米等ですでに発令されている自宅待機令といった対策が与えた変化に関するインサイトを提供することを目的としています。」述べています。

あともう一点はAppleとGoogleが手を組んだことです。

2社は「世界が直面する最も差し迫った問題を解決する上で、AppleとGoogleは力を合わせる必要性を痛切に感じています。開発者、政府機関、公衆衛生当局との緊密な協力と連携に基づき、テクノロジーの力を活用して、世界中の国々が新型コロナウィルス感染症の感染拡大を抑え、1日でも早く日常生活を取り戻せるよう支援していきます。」と語っています。

Alphabet社の現在

2019年12月にペイジ氏とブリン氏は退任を発表しました。

新CEOにはピチャイ氏が務めることになりました。

ブリン氏は今回の動きをグループからの離脱ではなく、新たな段階と位置付け「我々はこれまでもいわゆる管理職ではなかったし、今後もGoogleとAlphabetに深くコミットしていくことに変わりはない。特にグループの長期的ビジョンに関して、取締役会のメンバーとして、株主としてまた、共同創業者として積極的に関わっていくつもりだ。」と述べました。 ペイジ氏とブリン氏は取締役として今もが残っています。

スペース・アドベンチャーズと契約

2008年ブリン氏はスペース・アドベンチャーズ社と契約をして、宇宙旅行に行くことを発表しました。

ブリン氏は500万ドルの前払金で座席を予約しました。

宇宙旅行には特別仕様のロシアの宇宙船ソユーズを使用し、民間人2人が搭乗可能だが、詳細な日程はまだわからないといいます。

スペース・アドベンチャーズのCEOは「ブリン氏は3年後または5年後になるかもしれないが、とにかく宇宙に行く。それまでに訓練が必要だ。」と語りました。 現段階ではまだ、実現されていないようです。

セルゲイ・ブリンの結婚

2007年に生物アナリストであり、起業家でもあるアン・ウォイッキと結婚します。

二人は離婚しても会社に影響が出ないよう、結婚前に契約をしているそうです。

2児に恵まれ、順風満帆に見えましたが、別居、ブリン氏のGoogle社員との浮気が報道されました。

2015年に離婚を発表しました。

セルゲイ・ブリンの映画出演とGoogle社

ブリン氏は一度だけ本人役で映画出演をしています。

2015年に公開された「インターンシップ」という映画にカメオ出演しています。

この映画は会社が倒産した二人の中年セールスマンがGoogleにインターンシップに行くストーリーでGoogle全面協力のもと撮影されました。

実際にGoogle社員が使用している、Googleカラーの自転車が映画でも使用されています。

Google本社には「自転車センター」という設備が整っていて、自転車の貸し出しだけではなく、自転車修理のサービスも整っているそうです。

Google社は社員の働く満足度がとても高いことで有名です。

その理由の一つに、ビリヤード台や卓球台、防音の音楽ルームやおしゃれなライブラリーなど、快適で独創的なオフィス環境があげられます。

他にも福利厚生の一部で一日三食無料の社員食堂など、実際のGoogle社で行われている取り組みも映画の中で見ることができます。

セルゲイ・ブリン氏の名言

「私は幼い頃、いつも数学でクラス一番になるし、それは大きな自信を与えてくれた。」

「最終的に世界全体の知識をあなたの心に直接つなげたい。」

「私はそれらの夢を誰もが達成できるようになるのを見たいし、それがこの組織でやることです。」

“The only way you are going to have success is to have lots of failures first.” 
「成功したいのなら、たくさん失敗することです。」

“Solving big problems is easier than solving little problems.”

「大きな問題の解決は、小さな問題の解決よりも簡単です。」

創業当初から世界に影響を与えるとこと予測していたセルゲイ・ブリン

Googleのスローガンとして掲げた「邪悪になるな」今は「正しいことをやろう」という言葉ですが「邪悪になるな、正しいことをやろう」という約束は当たり前でありわざわざ、スローガンにしなくてもとも思います。

しかし、Googleは今、Facebookやその他SNSよりも多くの個人情報を握っているといわれています。

Gmail、Googleカレンダー、動画投稿などGoogleユーザーは大量の個人情報をGoogleのサーバーに預けています。

それを利用して「邪悪なこと、正しくないこと」をするとすれば、世界は大変なことになるでしょう。

創業当初の段階でブリン氏は自分たちのビジネスが世界に影響を及ぼす力を持つことを予測していたのかもしれません。

そして、企業は正しくなければ大きくならないことも知っていたのでしょう。

ブリン氏はペイジ氏について「長い時間を一緒に過ごしてきたし、これからも一緒にやっていくことを決めています。お互いのことをよく知っているし小さなことで喧嘩をしたりもしません。問題があれば一緒に解決します。」と以前のインタビューで答えています。

まだまだこの先もペイジ氏とブリン氏のタッグが世界へ何か発信してくれるかもしれません。 これからの活躍にも目が離せません。

出版社: 日本経済新聞出版社 著者: エリック・シュミット, ジョナサン・ローゼンバーグ, アラン・イーグル

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