【超簡単】開業届の書き方・出し方を完全解説!個人事業主になるための手続き3ステップ【開業freee】

開業フリー起業・独立

副業の所得が20万円を超えたなら、個人事業主になることをお勧めします。

個人事業主になると、青色申告という最大65万円の控除を受けることができるようになるからです。

しかし個人事業の開業届は、手続きが面倒で難しいイメージを抱いている方が多いのではないでしょうか。

今回は、freee株式会社が無料で提供する「開業フリー」を利用して簡単に個人事業主になる4ステップを紹介するよ

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はじめに:freeeとは

freeeとは、個人事業主や中小企業の経理・会計などの事務管理(バックオフィス)を自動化し、時間を削減、効率化するためのクラウドサービスを開発、運営する企業です。

2012年設立の新興企業でありながら、2017年には会計ソフトで弥生会計やマネーフォワードを抜き、中小企業導入シェアNo.1を獲得しました。

「クラウド会計ソフト freee」が、 中小企業で導入シェアNo. 1のクラウド会計ソフトに選ばれました | プレスリリース | corp.freee.co.jp
freeeは、MM総研(東京都港区、所長:中島 洋)が実施した従業員300人以下の中小企業等に対するクラウド会計ソフトの法人導入実態調査(2017年9月発表)において、当社が提供する「クラウド会計ソフト freee」が導入シェアNo

そして、そのfreeeが提供する個人事業主・フリーランスの開業手続きを行うサービスが「開業フリー」です。

ステップ1.freeeの会員登録をする

開業フリーを利用するため、freeeの会員登録を行いましょう。

このサービスは無料なので、安心して利用できます。

まずは、下記ボタンから開業フリー 公式サイトを開いてください。

公式サイトを開き、右上にある「無料で始める」をクリックしましょう。

するとメールアドレスとパスワードを入力するフォームが表示されるので、入力して会員登録しましょう。

Google・Facebook・Microsoft・Office365いずれかのアカウントを持っていれば、それらのアカウントからワンクリックで登録が完了します。

多くの方はGoogleアカウントを持っているので、Googleアカウントで始めると会員登録の手間が省けるのでおすすめです。

ステップ2.「開業freee」から必要事項を入力し、書類作成を行う

会員登録が完了すると、以下のフォームが表示されます。

準備 → 作成 → 提出 の順で手続きを進めます。

まずは、「準備」の5つの事項を順に入力しましょう。

どのような仕事をする予定ですか?していますか?

「自由入力」という部分をクリックすると、プルダウンメニューで仕事の種類を選択することができます。

仕事の種類を選択し、下の仕事の概要も入力しましょう。

例えば、近年増えているユーチューバーやブロガーであれば仕事の種類は「フリーランス」、仕事の概要はユーチューバーであれば「デザイナー・クリエイター」、ブロガーであれば「ライター」を選択しましょう。

その仕事はいつから始めますか?もう始めていますか?

これはそのまま、事業を開始した日にちを入力します。

事業開始から2ヶ月以上経過している場合、今年分の確定申告では青色申告が適用されません。

なので、事業の開始日を誤って入力しないよう注意してください。

収入はいくらくらいになりそうですか?目指していますか?

「これくらいの月収になりそう」という目安を入力してください。

ただし、「事業を始めたばかりで収入がない」という方の場合、月収「0ゼロ」と入力してしまうと開業届を作成できません。

なので、暫定でもよいので月収の部分は1以上の数字を入力しましょう。

どこで仕事をしますか?していますか?

こちらは、以下の4つのプロダウンメニューから選択します。

  • 自宅で働く
  • お店で働く
  • 事務所を開いて働く
  • その他/決まっていない

大抵の方は「自宅で働く」だと思いますが、それ以外の方は自身に当てはまるものを選択してください。

従業員や家族に給与を支払う予定はありますか?

こちらもプルダウンメニューから選択します。

パート・アルバイトを雇う予定がなければ「今はない」を選択しましょう。

以上の全てを入力・保存したら、「次へ」をクリックして次の「作成」に進みます。

続いて「作成」の入力に移ります。

といっても、入力する項目は4つのみで非常に簡単です。

屋号があれば入力しましょう

「屋号」という聞きなれない単語が出てきますが、一言で言えば「事業名」のことです。

例えば、Amazonで「ABCショップ」という名称で出店するのであれば「ABCショップ」が屋号になりますし、「佐藤商店」という食品屋さんを開業するのであれば「佐藤商店」が屋号になります。

屋号」は後から登録・申請することが可能なので、特に決まっていないのであれば「入力しない」で問題ありません。

申請者の情報を入れましょう

氏名や住所等の必要事項を入力してください。

収入(所得)の種類を選びましょう

以下の3つから、当てはまる収入(所得)の種類をチェックします。

  • 事業所得  ←ほとんどの人はコレだけ
  • 不動産所得
  • 山林所得

賃貸を経営しているオーナー(大家)さんや山林の譲渡がなければ、事業所得のみを選択してください。

所得税法により所得の種類は10種類に区分されており、その中で青色申告できるのが事業所得、不動産所得、山林所得の3種類です。

確定申告の種類を選びましょう

以下の3つから、確定申告の種類を選択しましょう。

  • 青色申告65万円控除 ←基本的にコレ一択
  • 青色申告10万円控除
  • 白色申告

必ず「青色申告65万円控除」を選択してください。

青色申告するために開業届をこうして作成しているので、「青色申告65万円控除」以外を選択する理由がありません。

書類作成の事務手続き上、念のための確認部分です。

以上4つの項目を入力し、前のページと同様に保存したら「書類を提出する」をクリックして「提出」に進みます。

これで必要事項の入力は完了です。

ステップ3.開業届出書と青色申告承認申請書を提出する

ステップ2で書類の作成が完了したので、次の作業は開業届出書と青色申告承認申請書の提出です。

書類は、最寄りの税務署へ提出します。

入力した住所から、提出先の税務署をfreeeが教えてくれます。

書類の提出方法を選択しましょう

  • 税務署に持っていく
  • 郵送する
  • freeeで電子申告する(自宅で完結)

上記の提出方法で最も楽なのは、自宅で完結できる「freeeで電子申告」です。

しかし、電子申告するにはマイナンバーカードとICカードリーダーが必要となります。

これから事業を始める方、確定申告をしたことがない方は当然持っていないでしょう。

ですが、個人事業主になれば今後必ず確定申告を行うようになります。

e-TAXから確定申告を電子申告するのは非常に楽なので、初期投資としてICカードリーダーは購入しておいて損はありません。

パソコンにUSBで接続し、 FeliCaの各種サービスやe-Tax申請が可能になる非接触式ICカードリーダー

今回は「税務署に持っていく」を選択した前提で説明を進めます。

では「書類を確認する」からPDFを開き、書類をダウンロードします。

ダウンロードした書類を印刷し、書類にマイナンバーを記入してハンコを押しましょう。

家にコピー機がない場合は、PDFをUSBメモリに移してコンビニで印刷しましょう。

その際、控えを取っておくため2部印刷することをお勧めします。

ハンコは普段利用している認印で問題ありません。

マイナンバー記入をハンコを押す場所は、「書類を確認する」で開いたPDFに詳細がイラスト付きで載っているのでご安心ください。

書類を提出しましょう

書類の準備ができたら、税務署に提出しましょう。

税務署は市役所と同様、ほとんどの場所は受付時間が8:30~17:00で土日祝日は空いていないのでご注意ください。

窓口で書類を提出すれば、あなたが個人事業主になる手続きは完了です。

書類の提出方法で「freeeで電子申告する」を選択した場合、書類の受付結果をe-TAXで確認するというステップ4があります。

開業フリーを利用すれば3ステップ、所要時間3分で個人事業主になれる

国税庁がHPで案内している開業届出書の書き方は、イラストや写真が一切ないため正直よくわかりません。

一方、開業フリーは数個簡単な質問に答えるだけで、自動で書類を作成してくれます。

開業フリーは無料なので、これから個人事業主になる方はぜひ利用してみてください!

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