格安バーチャルオフィスのデメリットとは?後悔しないために必ず確認すべき3つの注意点

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バーチャルオフィス選びは価格重視?それ実は間違った選び方です。

格安バーチャルオフィスには必ずリスクが存在します。

しかし、バーチャルオフィスというサービスをよく理解していない方にとっては、どこのサービスも似たり寄ったりのため、結局価格を見て選んでしまう方が多いというのが現状です。

バーチャルオフィスを多くリサーチしている筆者が、今回は格安バーチャルオフィスで注意すべき3つのポイントをご紹介します。

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はじめに:格安バーチャルオフィス選びのリスクと間違い

バーチャルオフィスを選ぶ際、おそらく多くの方は地域 ⇒ 料金 ⇒ 評判という優先順位でバーチャルオフィスを選ぶと思います。

地域は、自宅や職場から近い場所であったり、信頼性の高い都心の住所など、探す前から希望地域がすでに決まっている方は多いでしょう。

そうなると、次に重視されるのは料金です。

ランニングコストを安く抑えるために格安バーチャルオフィスを選ぶ方が多いのですが、それ実は間違った選び方です。

なぜかというと、格安バーチャルオフィスには必ずリスクがあるからです。

格安バーチャルオフィスを多くリサーチしている筆者の視点で、3つの注意すべきポイントをご紹介していきます。

注意①郵便物転送で手数料が発生する

格安バーチャルオフィスでは、郵便物の転送に手数料が発生するところがあり、これにより月額料金が結局割高になってしまうことがあるので注意しましょう。

郵便物転送に手数料がかかるバーチャルオフィスはおすすめできません。

例えば、とある上野の格安バーチャルオフィスでは週1回郵便物を転送してくれますが、送料実費+手数料300円/回かかります。

送料実費はその時々で変わりますが、100g以下の一般的な角2封筒を普通郵便で発送すると送料は140円です。

参考:日本郵便 定形郵便物・定形外郵便物の料金

手数料300円+送料140円=合計440円が毎週発生した場合、月に1,760円も郵便物転送だけで発生してしまいます。

毎週郵便物が転送されるとは限りませんが、逆に郵便物が100gを超えて送料実費が140円以上発生する可能性もあります。

送料実費+手数料だけで、月額料金を超える月があるかもしれません。

ですので、送料実費・手数料無料で郵便物転送してくれるバーチャルオフィスがおすすめです。

注意②書留や宅配便の受取に手数料がかかる or 対応していない

格安バーチャルオフィスはスタッフが常駐でないところが多いため、書留や宅配便といった受取に代理捺印サインが必要なものには対応していません。

格安バーチャルオフィスのほとんどでは、書留や宅配便は不在票対応になってしまうため、後から自分で再配達の手続きを行わなければならないため非常に手間です。

格安で書留や宅配便の受取に対応してくれるバーチャルオフィスはかなり少ないですが、場所によっては手数料を支払うことで対応してくれるところもあります。

例えば銀座の格安バーチャルオフィスレゾナンスでは、書留・宅急便・レターパックプラス等の受け取りなど代理捺印が必要なものは、1通につき手数料300円(税抜)が発生します。

人が対応するため手数料が発生するというのは分かりますが、代わりにハンコを押して受け取るだけで1通300円の手数料が発生するというのは、正直便利なサービスとは言えません。

それなら、多少予算を上げてスタッフ常駐かつ書留や宅配便の受取に無料で対応してくれるバーチャルオフィスを選択することをおすすめします。

注意③料金の値上げや事業撤退の可能性がある

格安バーチャルオフィスは、ある程度顧客が集まったらほぼ確実に値上げされます。

バーチャルオフィスは住所貸しだけでなく郵便物の管理・仕分けも行わなければならないため、数十契約程度なら問題ないかもしれませんが、数百契約になってくると大量の郵便物が届くので処理が大変になってきます。

バーチャルオフィスも事務所を借りて、郵便物も人を雇って処理してるわけです。

契約数が増えるほど郵便物の処理に取られる時間が増え、薄利で採算が取れなくなるのは必然です。

名前は出せませんが、とある都内の格安バーチャルオフィスでは格安プランの新規受付が停止されたり、別のところでは月額利用料金が改訂されて1,000円以上も値上がりしたということもあります。

長い目で見たときに、ここはこの料金でずっとサービスを提供し続けられるのか客観的にリサーチすることも、バーチャルオフィス選びでは重要です。

まとめ:細々と手数料等が発生する格安バーチャルオフィスより定額サービスのバーチャルオフィスがおすすめ

格安バーチャルオフィスは、郵便サービスやオプション等で手数料を取ることにより格安料金を補っているため、結局割高になってしまうことが多いのでおすすめしません。

それに加え、サービス品質が低く値上げする可能性も高いなど、格安だと多くのリスクがあります。

今回紹介した3つのポイント以外にも、以下のようなリスクも潜んでいるのでご確認ください。

  • ブランドイメージを低下させる住所(ラブホテル街の住所など)
  • バーチャルオフィスのある建物がボロい
  • 審査を行っていないため、詐欺・宗教団体に住所が利用されている可能性がある
  • 駅から遠く、アクセスが悪い

格安なのには必ず理由があるのです。

安かろう悪かろうにならないよう、バーチャルオフィスを選ぶ際は料金だけでなくサービス内容や運営実態もしっかりとリサーチしましょう。

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